「AIの本を読んでおきたいけれど、どれから手をつければいいのかわからない」。書店のAIコーナーには、AIの歴史や未来を論じた本から、ChatGPTの使い方、最近ではAIエージェントの本まで、性格のまったく違う本が並んでいます。

この記事では、AIを自社の仕事の中心に置いて使っているスキルティ代表の中塚が、AIの本21冊を「定番の名著」「生成AIの全体像」「仕事で使う」「AIエージェント」の4つに分けて紹介します。各章では、Amazonの売れ筋ランキングで上位の本から順に並べました(2026年11月時点)。書名・著者・出版社・発売時期は、Amazonと出版社の情報で確認しています。

まず早見表:AIの本おすすめ21選

目的書名著者出版社
定番の名著スーパーインテリジェンス【新装版】スーパーインテリジェンス 超絶AIと人類の命運日経BP 日本経済新聞出版
シンギュラリティはより近くシンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するときNHK出版
AI 2041AI 2041 人工知能が変える20年後の未来文藝春秋
AI vs. 教科書が読めない子どもたちAI vs. 教科書が読めない子どもたち東洋経済新報社
NEXUS 情報の人類史NEXUS 情報の人類史河出書房新社
シン・ニホンシン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成NewsPicksパブリッシング
ホモ・デウスホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来河出書房新社
人工知能は人間を超えるか人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるものKADOKAWA
LIFE3.0LIFE3.0 人工知能時代に人間であるということ紀伊國屋書店
生成AIの全体像生成AIで世界はこう変わる生成AIで世界はこう変わるSBクリエイティブ
これからのAI、正しい付き合い方と使い方これからのAI、正しい付き合い方と使い方 「共同知能」と共生するためのヒントKADOKAWA
教養としての生成AI教養としての生成AI幻冬舎
生成AI導入の教科書生成AI導入の教科書ワン・パブリッシング
まるわかりChatGPT & 生成AIまるわかりChatGPT & 生成AI日経BP 日本経済新聞出版
仕事で使うAIを使って考えるための全技術AIを使って考えるための全技術 「最高の発想」を一瞬で生み出す56の技法ダイヤモンド社
ChatGPT最強の仕事術ChatGPT最強の仕事術フォレスト出版
生成AI活用の最前線生成AI活用の最前線 世界の企業はどのようにしてビジネスで成果を出しているのか東洋経済新報社
AIエージェント実践Claude Code入門実践Claude Code入門 現場で活用するためのAIコーディングの思考法技術評論社
AIエージェントの教科書AIエージェントの教科書ワン・パブリッシング
Claudeを雇えば、利益が跳ねる。Claudeを雇えば、利益が跳ねる。 AIエージェントを「社員」として育てる、AIマネジメントスキル実践の書スキルティ出版
作って学ぶAIエージェント作って学ぶAIエージェント TypeScriptとLLMで切り拓くAI時代のエンジニアリング技術評論社

AIの本の選び方:「何のために読むか」で4つに分ける

AIの本は、大きく4つの種類に分かれます。目的に合わない本を選ぶと、「難しすぎた」「知りたいことが書いていなかった」となりがちです。

  • 定番の名著:AIとは何か、社会や人間をどう変えるのかを考える本。流行に左右されず、何年たっても読む価値があります。
  • 生成AIの全体像:ChatGPTやClaudeのような生成AIの仕組みと影響を、ひととおりつかむ本。
  • 仕事で使う:毎日の仕事や企画に、生成AIをどう使うかの本。
  • AIエージェント:質問に答えるだけでなく、仕事を任せると自分で進めるAIの本。2025年から一気に増えた、いま最も動きの速い分野です。

おすすめの読み方は、名著から1冊、生成AIか仕事で使う本から1冊の2冊セットです。考え方の土台と、明日からの使い方の両方がそろいます。

【定番の名著】AIとは何かを考える本9選

AIの仕組みや、AIが社会・人間をどう変えるかを論じた本です。生成AIが出てくる前の本も含みますが、どれも「AIをどう捉えるか」の土台になります。

スーパーインテリジェンス/ニック・ボストロム

『スーパーインテリジェンス』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

人間をはるかに超える知能(超知能)が生まれたら何が起こるのか。オックスフォード大学の哲学者が、超知能に至る道筋と、それを人間がコントロールできるのかという「制御問題」を正面から論じた本です。2017年に出た邦訳が、2025年に上下巻の新装版として出直しました。

AIの安全性や規制の議論で必ずといっていいほど引かれる本で、OpenAIやAnthropicのような会社が「安全」を強く打ち出す背景を理解するのにも役立ちます。

こんな人に向いています

  • AIのリスクや規制の議論を、根っこから理解したい人
  • 経営者として、AIの長期的な影響を考えておきたい人

向いていないかもしれない人:すぐ仕事で使えるノウハウが欲しい人

書名【新装版】スーパーインテリジェンス 超絶AIと人類の命運(上)
著者ニック・ボストロム(倉骨彰 訳)
出版社日経BP 日本経済新聞出版
発売2025年10月(新装版)
読みやすさじっくり読む
ISBN9784296125912

Amazonで見る →

シンギュラリティはより近く/レイ・カーツワイル

『シンギュラリティはより近く』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

「2045年にシンギュラリティ(技術的特異点)が来る」と予言した『ポスト・ヒューマン誕生』から約20年。著者が、生成AIの登場をふまえて予測を見直した続編です。人間レベルのAIは2029年ごろ、という見立ては変えていません。

仕事、健康と寿命、エネルギーなど、AIで暮らしがどう変わるかを、データを示しながら楽観的に描きます。賛否はありますが、「AIの未来をいちばん強気に見るとこうなる」を知っておくと、ほかの本の主張との距離がつかみやすくなります。

こんな人に向いています

  • AIが10年後・20年後の社会をどう変えるか、大きな絵を見たい人
  • シンギュラリティという言葉の中身を知りたい人

向いていないかもしれない人:予測より目の前の業務改善を知りたい人

書名シンギュラリティはより近く 人類がAIと融合するとき
著者レイ・カーツワイル(高橋則明 訳)
出版社NHK出版
発売2024年11月
読みやすさ読みやすい
ISBN9784140819807

Amazonで見る →

AI 2041/カイフー・リー、チェン・チウファン

『AI 2041』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

元グーグル中国の社長でAI投資家のカイフー・リーと、SF作家のチェン・チウファンの共著です。2041年を舞台にした10の短編小説と、それぞれの話に出てくる技術の解説が交互に並びます。

ディープフェイク、自動運転、教育、雇用など、AIが社会に入り込んだときの具体的な場面が物語で描かれるので、技術の本が苦手な人でも最後まで読めます。

こんな人に向いています

  • 物語を通して、AIのある未来を具体的にイメージしたい人
  • 技術書は苦手だが、AIの影響は知っておきたい人

向いていないかもしれない人:短い時間で要点だけつかみたい人(560ページあります)

書名AI 2041 人工知能が変える20年後の未来
著者カイフー・リー、チェン・チウファン(中原尚哉 訳)
出版社文藝春秋
発売2022年12月
読みやすさ読みやすい
ISBN9784163916422

Amazonで見る →

AI vs. 教科書が読めない子どもたち/新井紀子

『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

「ロボットは東大に入れるか」(東ロボくん)プロジェクトを率いた数学者の本です。AIは意味を理解しているわけではなく、統計と確率で答えを出している。だからこそ、AIに置き換えられない人間の力は「読んで理解する力」だ、と論じます。

後半では、全国の中高生を対象にした読解力の調査結果が示され、教科書の文章を正しく読めない生徒が少なくないことが明らかにされます。生成AIが出てくる前の本ですが、「AIにできないことは何か」を考えるうえで、今でも土台になる一冊です。

こんな人に向いています

  • AIにできること・できないことの線引きを、根本から知りたい人
  • 人材育成や教育に関わる人

向いていないかもしれない人:生成AIの具体的な使い方を知りたい人

書名AI vs. 教科書が読めない子どもたち
著者新井紀子
出版社東洋経済新報社
発売2018年2月
読みやすさ読みやすい
ISBN9784492762394

Amazonで見る →

NEXUS 情報の人類史/ユヴァル・ノア・ハラリ

『NEXUS 情報の人類史』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

『サピエンス全史』のハラリが、石器時代から現代までの「情報のネットワーク」の歴史をたどり、AIを位置づけ直した本です(上下巻)。

これまでの印刷機やラジオは、人間が決めたことを広める道具でした。AIは、自分で決め、新しいアイデアを生み出せる初めての情報技術だ——という問題提起は、AIを「便利な道具」としてだけ見ていると気づきにくい視点です。

こんな人に向いています

  • AIが社会や組織のあり方をどう変えるか、歴史から考えたい人
  • 『サピエンス全史』『ホモ・デウス』を読んだ人

向いていないかもしれない人:実務の手順を知りたい人

書名NEXUS 情報の人類史(上)人間のネットワーク
著者ユヴァル・ノア・ハラリ(柴田裕之 訳)
出版社河出書房新社
発売2025年3月
読みやすさじっくり読む
ISBN9784309229430

Amazonで見る →

シン・ニホン/安宅和人

『シン・ニホン』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

ヤフーのCSO(チーフストラテジーオフィサー)で慶應義塾大学教授の著者が、「AI×データ」の時代に日本はどう戦うかを論じた本です。データとAIで世の中がどう変わるかから、日本の現状、求められる人材、教育や研究への投資までを、豊富な図とデータで示します。

「AI人材をどう育てるか」という経営課題に向き合うときに、国全体の視点から考えるための一冊です。

こんな人に向いています

  • AI時代に必要な人材と育て方を考えたい経営者・人事
  • 日本の立ち位置をデータで把握したい人

向いていないかもしれない人:個人の仕事術を知りたい人

書名シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成
著者安宅和人
出版社NewsPicksパブリッシング
発売2020年2月
読みやすさふつう
ISBN9784910063041

Amazonで見る →

ホモ・デウス/ユヴァル・ノア・ハラリ

『ホモ・デウス』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

飢饉・疫病・戦争をおおむね克服した人類は、次に何を目指すのか。ハラリは、不死・幸福・神のような力だと見立て、そこにAIとバイオテクノロジーがどう関わるかを描きます(上下巻)。

とくに、データとアルゴリズムが人間よりも人間のことをよく知るようになる「データ至上主義」の議論は、AIに仕事や判断を任せる今、あらためて読む価値があります。文庫版も出ています。

こんな人に向いています

  • テクノロジーが人間の価値観をどう変えるか、大きく考えたい人
  • 『サピエンス全史』の続きを読みたい人

向いていないかもしれない人:AIの技術的な仕組みを知りたい人

書名ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来(上)
著者ユヴァル・ノア・ハラリ(柴田裕之 訳)
出版社河出書房新社
発売2018年9月
読みやすさふつう
ISBN9784309227368

Amazonで見る →

人工知能は人間を超えるか/松尾豊

『人工知能は人間を超えるか』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

日本のAI研究の第一人者・松尾豊さん(東京大学)が、一般向けに書いたAI入門の定番です。AIの研究には何度かブームと冬の時代があったこと、そしてディープラーニングが、コンピュータが自分で「特徴」をつかめるようにした点で大きな転換だったことを、専門用語をおさえて説明します。

10年近く前の本ですが、「AIとは何か」「なぜ今のAIは強いのか」の骨格はこの本でつかめます。最初の1冊に迷ったら、ここからが無難です。

こんな人に向いています

  • AIの歴史と仕組みを、最初に1冊でつかみたい人
  • 社内でAIの基本を説明する立場の人

向いていないかもしれない人:生成AIやAIエージェントの最新の話を知りたい人

書名人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの
著者松尾豊
出版社KADOKAWA
発売2015年3月
読みやすさ読みやすい
ISBN9784040800202

Amazonで見る →

LIFE3.0/マックス・テグマーク

『LIFE3.0』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

MITの物理学者が、生命を「1.0(生物の進化)」「2.0(文化で学ぶ人間)」「3.0(自分の仕組みまで作り替えるAI)」に分け、AIが人間を超えたあとの世界を考えた本です。

AIが雇用・法律・軍事・社会に与える影響から、何千年先の未来のシナリオまでを扱います。「人間はAIとどんな関係を目指すべきか」を、自分で考える材料が多い本です。

こんな人に向いています

  • AIと人類の関係を、哲学的にじっくり考えたい人
  • AIの安全性の議論に関心がある人

向いていないかもしれない人:すぐ役立つ実務書を探している人(512ページあります)

書名LIFE3.0 人工知能時代に人間であるということ
著者マックス・テグマーク(水谷淳 訳)
出版社紀伊國屋書店
発売2019年12月
読みやすさじっくり読む
ISBN9784314011716

Amazonで見る →

【生成AIの全体像】ChatGPT・Claudeの時代をつかむ本5選

ChatGPTの登場以降に出た、生成AIの仕組みと影響をまとめた本です。まず全体像をつかみたい人は、この章から選んでください。

生成AIで世界はこう変わる/今井翔太

『生成AIで世界はこう変わる』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

東京大学の松尾研究室出身のAI研究者が、ChatGPTのような生成AIで仕事や社会がどう変わるかを、新書で読みやすくまとめた本です。生成AIの仕組みを技術の素人にもわかる言葉で説明したうえで、仕事・創作・教育などへの影響を考えます。

「なぜここまで急に賢くなったのか」「人間の仕事は何が残るのか」という、多くの人が持つ疑問に順番に答えてくれるので、生成AIの全体像を最初につかむのに向いています。

こんな人に向いています

  • 生成AIの全体像を、新書1冊でつかみたい人
  • 社内の勉強会で最初に読む本を探している人

向いていないかもしれない人:具体的な操作方法を知りたい人

書名生成AIで世界はこう変わる
著者今井翔太
出版社SBクリエイティブ(SB新書)
発売2024年1月
読みやすさ読みやすい
ISBN9784815622978

Amazonで見る →

これからのAI、正しい付き合い方と使い方/イーサン・モリック

『これからのAI、正しい付き合い方と使い方』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

米ペンシルベニア大学ウォートン校の教授が、AIを「共同知能(Co-Intelligence)」として、同僚・教師・コーチのように使う考え方をまとめた本です。原書は米国でベストセラーになりました。

「どんな仕事にもまずAIを招いてみる」「最後は人間が判断する」「AIに役割を与える」といった、AIと付き合う原則が示されます。AIを道具ではなく一緒に働く相手として扱う視点は、AIエージェントの時代にそのままつながります。

こんな人に向いています

  • AIとの付き合い方の「原則」を持ちたい管理職・経営者
  • 米国の現場でAIがどう使われているか知りたい人

向いていないかもしれない人:操作手順をくわしく知りたい人

書名これからのAI、正しい付き合い方と使い方 「共同知能」と共生するためのヒント
著者イーサン・モリック(久保田敦子 訳)
出版社KADOKAWA
発売2024年12月
読みやすさ読みやすい
ISBN9784041155271

Amazonで見る →

教養としての生成AI/清水亮

『教養としての生成AI』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

プログラマー・起業家としてAIの研究開発に長く関わってきた著者が、生成AIとは何か、どう生まれ、社会をどう変えるのかを「教養」として語る新書です。

技術の話を、歴史や身近なたとえを交えて説明するので、ニュースで見聞きする生成AIの話題を自分の言葉で理解したい人に向いています。

こんな人に向いています

  • 生成AIの話題を、教養として押さえておきたい人
  • 技術者の視点からの見方を知りたい人

向いていないかもしれない人:業務への導入手順を知りたい人

書名教養としての生成AI
著者清水亮
出版社幻冬舎(幻冬舎新書)
発売2023年7月
読みやすさ読みやすい
ISBN9784344986992

Amazonで見る →

生成AI導入の教科書/小澤健祐

『生成AI導入の教科書』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

生成AIを会社に導入する担当者向けの本です。生成AIの基本から、社内での進め方、ルール(ガイドライン)づくり、使いこなすための教育、企業の導入事例までを1冊にまとめています。

「使ってみた」の段階から、「会社として導入する」段階に進むときの手順書として使えます。

こんな人に向いています

  • 社内で生成AIの導入を任された人
  • ガイドラインや社内教育の作り方を知りたい人

向いていないかもしれない人:AIの未来や社会への影響を考えたい人

書名生成AI導入の教科書
著者小澤健祐(おざけん)
出版社ワン・パブリッシング
発売2023年9月
読みやすさふつう
ISBN9784651203791

Amazonで見る →

まるわかりChatGPT & 生成AI/野村総合研究所

『まるわかりChatGPT & 生成AI』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

野村総合研究所のチームが、ChatGPTと生成AIの仕組み、ビジネスでの使い道、リスク、社会への影響を、日経文庫のコンパクトな形にまとめた本です。

1テーマを短く区切って説明しているので、移動時間などに少しずつ読めます。全体を広く浅く押さえる用途に向いています。

こんな人に向いています

  • 生成AIの基本を、手早くひととおり押さえたい人
  • 部下に最初に渡す1冊を探している人

向いていないかもしれない人:最新の動向を知りたい人(2023年の本です)

書名まるわかりChatGPT & 生成AI
著者野村総合研究所
出版社日経BP 日本経済新聞出版(日経文庫)
発売2023年8月
読みやすさ読みやすい
ISBN9784296118471

Amazonで見る →

【仕事で使う】生成AIを毎日の仕事に入れる本3選

生成AIを、企画・文章づくり・調査など毎日の仕事にどう入れるかの本です。

AIを使って考えるための全技術/石井力重

『AIを使って考えるための全技術』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

アイデア発想の専門家が、AIを「考える相棒」として使うための技法を56個にまとめた本です。企画・改善・問題解決などの場面ごとに、AIへの問いかけ方(プロンプト)がそのまま載っています。

AIに答えを出させるのではなく、AIを使って自分の考えを広げ、深める——という使い方は、管理職が企画や方針を考えるときにも役立ちます。

こんな人に向いています

  • 企画やアイデア出しにAIを使いたい人
  • プロンプトの型をたくさん手元に置きたい人

向いていないかもしれない人:AIの仕組みや未来を知りたい人

書名AIを使って考えるための全技術 「最高の発想」を一瞬で生み出す56の技法
著者石井力重
出版社ダイヤモンド社
発売2025年6月
読みやすさふつう
ISBN9784478119488

Amazonで見る →

ChatGPT最強の仕事術/池田朋弘

『ChatGPT最強の仕事術』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

企業のAI活用を支援している著者が、ChatGPTを仕事で使うための具体的な方法をまとめた本です。文章作成、要約、企画、調査など、日々の仕事の場面ごとに使い方とプロンプトの例が示されています。

ChatGPTの本ですが、考え方はClaudeなどほかの生成AIにもそのまま使えます。「まず毎日の仕事で使えるようになる」ための1冊です。

こんな人に向いています

  • 生成AIを毎日の仕事で使い始めたい人
  • 場面ごとの使い方の例を知りたい人

向いていないかもしれない人:すでに日常的に使いこなしている人

書名ChatGPT最強の仕事術
著者池田朋弘
出版社フォレスト出版
発売2023年8月
読みやすさ読みやすい
ISBN9784866802367

Amazonで見る →

生成AI活用の最前線/バーナード・マー

『生成AI活用の最前線』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

未来学者でビジネス・テクノロジーの著述家として知られる著者が、世界の企業が生成AIをどう使って成果を出しているかを、業種や業務ごとに整理した本です。

マーケティング、営業、顧客対応、商品開発など、自社のどこにAIを入れられるかを考えるときの「事例集」として使えます。

こんな人に向いています

  • 海外企業の活用事例を、まとめて知りたい経営者・企画担当
  • 自社のどこにAIを入れるか考えたい人

向いていないかもしれない人:すぐ手を動かせる操作の解説が欲しい人

書名生成AI活用の最前線 世界の企業はどのようにしてビジネスで成果を出しているのか
著者バーナード・マー(クニエ、NTTデータ・コンサルティング・イニシアティブ 訳)
出版社東洋経済新報社
発売2025年3月
読みやすさじっくり読む
ISBN9784492558454

Amazonで見る →

【AIエージェント】AIに仕事を任せる時代の本4選

AIエージェントは、指示を待つのではなく、任された仕事を自分で進めるAIです。使い方の本から、仕組みを学ぶ本、任せ方(マネジメント)の本まで集めました。

実践Claude Code入門/西見公宏、吉田真吾、大嶋勇樹

『実践Claude Code入門』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

AIエージェントの代表格であるClaude Codeを、開発の現場でどう使うかをまとめた本です。指示の出し方だけでなく、AIに任せる範囲の決め方や、チームで使うときの考え方まで扱っています。

エンジニア向けの本ですが、「AIに仕事を任せて、人が確かめる」という進め方は、エンジニア以外の仕事にも通じます。

こんな人に向いています

  • Claude Codeを開発の現場で本格的に使いたいエンジニア
  • 開発チームにAIエージェントを入れたいリーダー

向いていないかもしれない人:プログラミングをしない人

書名実践Claude Code入門 現場で活用するためのAIコーディングの思考法
著者西見公宏、吉田真吾、大嶋勇樹
出版社技術評論社
発売2025年12月
読みやすさエンジニア向け
ISBN9784297153549

Amazonで見る →

AIエージェントの教科書/小澤健祐

『AIエージェントの教科書』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

『生成AI導入の教科書』の著者による、AIエージェントの入門書です。AIエージェントとは何か、これまでの生成AIと何が違うのか、仕事にどう取り入れるのかを、事例を交えて説明します。

「AIエージェント」という言葉をよく聞くようになったけれど、まだ中身がつかめていない——という人が、最初に読むのに向いています。

こんな人に向いています

  • AIエージェントの基本を、ひととおり知りたい人
  • 会社への導入を考え始めた人

向いていないかもしれない人:自分でAIエージェントを作りたいエンジニア

書名AIエージェントの教科書
著者小澤健祐(おざけん)
出版社ワン・パブリッシング
発売2025年8月
読みやすさふつう
ISBN9784651205276

Amazonで見る →

Claudeを雇えば、利益が跳ねる。/中塚敏明

『Claudeを雇えば、利益が跳ねる。』表紙

この記事を書いている私の本です。社員を雇わず、AIエージェントのClaudeに開発・営業・経理・出版まで任せて会社を回してきた経験から、AIを「社員」として育てる方法をまとめました。

ほかのAIエージェントの本が「何ができるか」を中心に書いているのに対して、この本は「どう任せ、どう確かめ、どこを人が決めるか」という、マネジメントの側から書いています。社長は「プロンプト」ではなく「マネジメント」でAIを動かす——という考え方です。貼るだけで使えるAI指示書(Skills)15本の特典つきです。

こんな人に向いています

  • AIエージェントを、部下のように任せて使いたい社長・管理職
  • AIの使い方より「任せ方」を知りたい人

向いていないかもしれない人:エンジニア向けの技術解説を探している人

書名Claudeを雇えば、利益が跳ねる。 AIエージェントを「社員」として育てる、AIマネジメントスキル実践の書
著者中塚敏明
出版社スキルティ出版
発売2026年10月(Kindle版)/2026年11月(単行本)
読みやすさふつう
ISBN9784991528200

Kindle版を見る →単行本を見る →

作って学ぶAIエージェント/laiso

『作って学ぶAIエージェント』表紙

画像引用:Amazon.co.jp

AIエージェントを、TypeScriptで自分で作りながら仕組みを学ぶエンジニア向けの本です。大規模言語モデル(LLM)にツールを使わせ、考えて動く仕組みを、実際に手を動かして理解できます。

AIエージェントが内部で何をしているのかを知ると、どこまで任せてよいか、どこで失敗しやすいかの勘所もつかめます。

こんな人に向いています

  • AIエージェントの仕組みを、作りながら理解したいエンジニア
  • 社内でAIエージェントを開発したい人

向いていないかもしれない人:プログラミングをしない人

書名作って学ぶAIエージェント TypeScriptとLLMで切り拓くAI時代のエンジニアリング
著者laiso
出版社技術評論社
発売2026年4月
読みやすさエンジニア向け
ISBN9784297155659

Amazonで見る →

立場別:どの順番で読むか

立場1冊目2冊目
はじめてAIの本を読む人人工知能は人間を超えるか生成AIで世界はこう変わる
経営者シン・ニホンClaudeを雇えば、利益が跳ねる。
管理職・チームリーダーこれからのAI、正しい付き合い方と使い方AIを使って考えるための全技術
AI導入の担当者生成AI導入の教科書AIエージェントの教科書
未来や社会への影響を考えたい人NEXUS 情報の人類史スーパーインテリジェンス
エンジニア作って学ぶAIエージェント実践Claude Code入門

関連記事:テーマ別のおすすめ本

よくある質問(FAQ)

Q. AIの本は、最初に何を読めばいいですか?

AIの基本を知りたいなら松尾豊『人工知能は人間を超えるか』、生成AIの全体像をつかみたいなら今井翔太『生成AIで世界はこう変わる』がおすすめです。どちらも専門知識がなくても読めます。

Q. 古いAIの本を読む意味はありますか?

あります。技術の細かい話は古くなりますが、「AIとは何か」「AIにできないことは何か」「社会や人間をどう変えるか」という問いは変わりません。本記事の「定番の名著」は、生成AIが出る前の本も含めて、今読んでも考える土台になる本を選んでいます。

Q. ChatGPTの本とClaudeの本、どちらを読めばいいですか?

使い方の考え方は共通なので、どちらから読んでも役立ちます。Claudeを使っている、またはこれから使う予定なら、Claudeの本をまとめた記事も参考にしてください。

Q. AIエージェントの本は、エンジニアでなくても読めますか?

読めます。『AIエージェントの教科書』や『Claudeを雇えば、利益が跳ねる。』は、プログラミングをしない人向けです。『作って学ぶAIエージェント』『実践Claude Code入門』はエンジニア向けです。