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市立伊丹病院 様

社会人基礎力を軸にした1on1で、エンゲージメントスコアが半年で26%アップ。業界平均以下から平均超えへ

3秒でわかる要約

薬剤師・看護師・医師など専門職がチームで働く市立病院の薬剤部。「先輩の背中を見て覚える」文化で育成にムラがあり、エンゲージメントスコアは医療業界平均を下回っていました。社会人基礎力を軸にしたスキルマップと1on1を導入し、半年後にスコアが26%アップ、業界平均を大きく上回りました。

26%アップエンゲージメントスコア導入前は医療業界平均以下 → 半年後に業界平均を大きく上回る
建設的な提案不満ばかりだったスタッフが「こうすれば改善できる」と言うように1on1をスキルマップのテーマ設定で回し、対話の質が向上
合言葉に「社会人基礎力」が職場の共通言語になった「それって主体的に動けている?」が日常会話に。職種の垣根を越えた協力が増加
市立伊丹病院 様
業種
医療(市立病院)
規模
事業
市立病院(薬剤部で導入)
導入範囲
管理職(主査クラス)で半年間の試験導入 → 薬剤部で正式導入

何が、どう変わったか

1
育成のムラ
導入前「先輩の背中を見て覚える」文化で、チームワークやマネジメントを体系的に学ぶ機会が少なく、育成にばらつきがあった。
導入後社会人基礎力をベースに、当院で必要なスキルを網羅したスキルマップで可視化。
2
1on1が雑談で終わる
導入前「何を話せばよいのか分からない」「ただの雑談になってしまう」。
導入後スキルマップに基づくテーマ設定で対話の質が向上。不満より建設的な提案が増えた。
3
制度だけでは上がらない満足度
導入前有給取得促進や残業削減を進めても、人間関係が良好でなければ満足度は上がらなかった。
導入後社会人基礎力が職場の"合言葉"になり、職種の垣根を越えた協力が増加。エンゲージメント26%アップ。
市立伊丹病院 先生の皆様

導入後の変化 ― エンゲージメントが半年で26%アップ、「社会人基礎力」が職場の合言葉に

導入前は病院のエンゲージメントスコアが医療業界平均を下回る厳しい状況でしたが、半年後には26%アップし、業界平均を大きく上回る成果が見られました。この改善は、スタッフ同士の助け合いや生産性の向上にもつながっています。

数値だけでなく、職場の会話も変わりました。導入以前は薬剤部内で「社会人基礎力」という言葉はあまり聞かれませんでしたが、導入から月日が経つと大きな変化が現れたといいます。「『これは「チームで働く力」が試される場面ですね』『それって主体的に動けている?』と、社会人基礎力がスタッフ同士の会話で当たり前に使われるようになりました。仕事の捉え方が変わったことで、職種の垣根を越えて協力し合う動きが増えてきました。」

背景 ― 「先輩の背中を見て覚える」文化と、制度だけでは埋まらない満足度

市立病院では、薬剤師、看護師、医師など、異なる専門知識を持つスタッフがチームを組んで日々の業務に従事しています。しかし、専門職ならではの育成の課題も浮き彫りになっていました。今回は、市立伊丹病院 薬剤部薬剤科 薬剤科長の上田先生にお話を伺いました。

「病院の文化として、どうしても『先輩の背中を見て覚える』というスタイルが根強く残っていました。専門知識は研修で学べても、チームワークやマネジメントスキルを体系的に学ぶ機会が少なく、現場での育成にばらつきが生じていたのです。結果として、スタッフの成長が感じられず、コミュニケーション不足が原因で不満が募っていました。」

また、働き方改革の一環として有給休暇取得促進や残業削減の取り組みも行っていましたが、制度だけでは根本的な課題解決には至らなかったといいます。「制度が整っていても、職場の人間関係が良好でなければスタッフの満足度は上がらない。そんな中で『従業員エンゲージメントを仕組み化するスキルマネジメント』という書籍に出会い、病院に足りなかったものが明確になりました。これが『skillty』導入の大きなきっかけです。」

決め手と進め方 ― 「学ぶ場」ではなく「日常の中で成長する場」、まずは管理職から半年間

『skillty』は、スキルマップと1on1ミーティングを組み合わせ、スタッフが日々の業務の中で主体的に成長できる環境を提供します。従来の研修は座学中心で受動的な学習にとどまり、学んだ知識が実践に定着しにくいという課題がありました。「一度学んだ知識がすぐに現場で生かされなければ意味がない。業務の中でスキルを可視化し、継続的な成長を促す仕組みが必要だと感じました。」

初期段階では、管理職の主査クラスを対象に半年間の試験導入を実施しました。「管理職が部下との1on1を通じてマネジメントやコミュニケーションのスキルを磨くことで、現場全体の意識改革につながりました。」この成果を受け、薬剤部で『skillty』の正式導入が決定されました。

活用の実態① ― 1on1の「何を話すかわからない」問題の解決

1on1の様子

1on1は基本的に部下主導ですが、「何を話せばよいのか分からない」「ただの雑談になってしまう」という課題が多いです。そこで、スキルマップに基づく具体的なテーマ設定(例:「今回の1on1ではこのスキルに焦点を当てる」)を導入することで、対話の質が大幅に向上しました。

上田先生は次のように述べています。「以前は不満ばかり言っていたスタッフが、1on1を重ねることで『こうすれば改善できるのでは?』と建設的な提案が増えました。上司も単に『頑張れ』と声をかけるのではなく、部下のスキルレベルに応じた具体的なアドバイスができるようになり、部下が安心して業務に取り組める環境が整いつつあります。」

活用の実態② ― スキルマップの軸となった「社会人基礎力」

スキルマップ作成の様子

導入を進める中で、「社会人基礎力」をベースに当院で必要となるスキルを網羅したスキルマップを作成しました。「これまでは専門知識を教えることに力を入れていましたが、『前に踏み出す力』や『チームで働く力』は意識的に育てる機会がありませんでした。」

  • 前に踏み出す力(主体性・実行力)
  • 考え抜く力(課題発見・計画力)
  • チームで働く力(発信力・傾聴力・柔軟性・情況把握力・規律性・ストレスコントロール力)

今後の展望 ― スキルマップの標準化と業界全体への普及

市立病院では独自にカスタマイズしたスキルマップを運用していますが、今後は中長期で利用できるようさらにブラッシュアップを進め、キャリア形成の指針として活用できる形に整備することを目指しています。また『skillty』の効果を広く伝えるため、医療マネジメント学会での発表や研修会の開催も計画中です。

「病院こそ『人』がすべてであり、成長の仕組みこそが病院の未来を変える鍵です。」

選定のポイントと、決め手

Point 1日常の中で成長できるか
座学中心の研修は実践に定着しにくい。「業務の中でスキルを可視化し、継続的な成長を促す仕組みが必要だと感じました」
Point 2病院に足りないものが明確か
書籍『従業員エンゲージメントを仕組み化するスキルマネジメント』との出会いで「病院に足りなかったものが明確になりました。これが『skillty』導入の大きなきっかけです」
Point 3小さく試せるか
管理職の主査クラスを対象に半年間の試験導入。「現場全体の意識改革につながりました」

お客様の言葉

制度が整っていても、職場の人間関係が良好でなければスタッフの満足度は上がらない。

— 薬剤部薬剤科 薬剤科長 上田先生

以前は不満ばかり言っていたスタッフが、1on1を重ねることで『こうすれば改善できるのでは?』と建設的な提案が増えました。

— 薬剤部薬剤科 薬剤科長 上田先生

『これは「チームで働く力」が試される場面ですね』『それって主体的に動けている?』と、社会人基礎力がスタッフ同士の会話で当たり前に使われるようになりました。

— 薬剤部薬剤科 薬剤科長 上田先生

病院こそ『人』がすべてであり、成長の仕組みこそが病院の未来を変える鍵です。

— 薬剤部薬剤科 薬剤科長 上田先生

導入のタイムライン

  1. 導入前エンゲージメントスコアが医療業界平均を下回る
  2. きっかけ書籍『従業員エンゲージメントを仕組み化するスキルマネジメント』との出会い
  3. 試験導入管理職(主査クラス)を対象に半年間
  4. 正式導入薬剤部でskilltyを正式導入
  5. 導入半年後エンゲージメントスコア26%アップ、業界平均を大きく上回る

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