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SES事業会社 A社 様東京都・情報通信業(SES中心)・約80名

Excelの評価表をやめて週報提出率97%。常駐先で"見えなかった不調"を15%検知し、理念・スキル・評価が一本につながった

3秒でわかる要約

SESを中心に約80名を抱えるIT企業。人事評価はExcel運用で「すごく手間がかかる」状態、年間目標・キャリア・評価の整合が取れず、常駐先の社員の不調も見えていませんでした。1ヶ月のトライアルを経て、コアバリュー・行動指針・スキルマップ・人事評価を1つのシステムにつなぐ運用へ。本番初月で週報提出率97.4%、不調を申告した15%の社員に緊急1on1を実施。2年目には経営計画書の理念・行動指針をエンゲージブックとして組み込み、AIが会社の言葉で社員に語りかける段階へ進みました。

97.4%週報の最終提出率(本番初月・77名中75名)トライアル時60%→78%→本番で期限内83.1%・最終97.4%。目標80%を初月で達成
15%コンディション不調を申告した社員を可視化12名の「不調・絶不調」を検知。うち3名に緊急1on1、9名に1週間以内の面談フローを提示
2年目経営計画書を組み込み、AIが"会社の言葉"で語る理念・ビジョン・コアバリュー・行動指針・アクション12項目を登録。毎日の画面とAIフィードバックが自社の言葉になり、エンゲージメントを次の段階へ
SES事業会社 A社 様
業種
情報通信業(SES事業中心。受託開発・教育・自社パッケージへ多角化中)
規模
約80名(一般職50名・主任8名・課長補佐3名・課長9名・部長6名)
事業
インフラ/開発/サービスデスクのエンジニア派遣、SES営業
導入範囲
全社(8等級×6職種のスキルマップ、人事評価、エンゲージブック、AI)
導入時期
2025年1月トライアル → 4月申込 → 10月本番運用 → 2026年11月契約更新

何が、どう変わったか

1
Excel評価の重さ
導入前「今、評価にすごく手間がかかっている。Excelに文字をいっぱい書いて、フィードバックも集計も大変」。等級と実力のズレも放置されていた。
導入後週次のスキルチェックがそのまま評価の根拠に自動集約。「毎月やっているから、評価面談が"こまめにお掃除"するのと同じ」になった。
2
仕組みが散在
導入前年間目標・キャリア・評価が別々の資料にあり、整合が取れない。「あちこちに仕組みが散らばっていた」。
導入後コアバリュー(行動指針)→スキルマップ→評価を1本の線に。理念をエンゲージブックに登録し、AIが会社の言葉で社員に語りかける。
3
常駐先の不調が見えない
導入前SESの社員は客先常駐。メンタル不調や離職リスクは、辞める直前まで本部に届かなかった。
導入後週報のコンディション申告で不調12名(15%)を初月に検知。緊急3名には即日、9名には1週間以内の1on1フローを整備。
業種:情報通信業(SES中心)/ 規模:約80名 / 導入:2025年10月本番運用、2026年11月契約更新

導入後の変化 ― 初月で提出率97.4%、「見えていなかった不調」が15%見えた

本番運用を始めた最初の月、対象77名のうち期限内に週報を提出したのは64名(83.1%)、最終的には75名(97.4%)でした。トライアル時の期日提出率は60%。「全員が使えるか」が最大の不安だった会社で、初月から目標の80%を超えました。

もう一つ、経営が予想していなかった数字が出ました。週報のコンディション申告で「不調・絶不調」を選んだ社員が12名、全体の15%です。SESの社員は客先に常駐しているため、それまでメンタルの不調は辞める直前まで本部に届きませんでした。skilltyの運用報告では、これを「本音を引き出せた成果」と位置づけ、緊急度の高い3名には即日、9名には1週間以内に1on1を行うフローを整えました。不調が特定の部署に集中していることも分かり、構造的な課題として経営会議の議題になりました。

コンディション把握画面:アクションの進捗度合いとコンディションが一目でわかる

▲ 週報と一緒に申告される「体の調子・心の調子」。進捗とコンディションを1画面で見る(提案資料より)

背景 ― 「今、評価にすごく手間がかかっているんです」

A社は東京のSES企業です。インフラ・開発・サービスデスクのエンジニアを客先に派遣し、約80名の組織で、受託開発や自社パッケージへの多角化を進めています。経営計画書には「100年つづく、日本でいちばん笑顔の会社」というビジョンと、4つのコアバリューが明記されている、理念を大切にする会社です。

ただ、その理念を日々の育成と評価につなぐ仕組みは、Excelでした。代表取締役の言葉を借りれば、「今、評価にすごく手間がかかっているんです、本当に。Excelに文字をいっぱい書いて、フィードバックも大変だし、集計も大変」。年間目標、キャリアの等級表、評価表がそれぞれ別の資料にあり、「あちこちに仕様が散らばっていて、整合性が取れていなかった」。

さらに、等級と実力のズレもありました。「実際にはみんなができていることは、全員1ランクずつ下だった。『これが最上だ』と示しすぎて、ステップを飛ばしていたのが、これまでの一つの失敗」。次の期に人事制度を作り直すことが決まっており、そのタイミングでの相談でした。

選定の決め手 ― 1ヶ月のトライアルで「運用できる」を確かめた

A社が最も慎重だったのは、機能ではなく「本当に社員が使い続けるか」でした。そこで本契約の前に1ヶ月のトライアルを実施。結果は「2名以外は全員が利用」、週報の期日提出率は60%から78%に上がりました。代表の総括は「運用も本当にすごく重要だね」。

二つ目の軸は「評価とつながるか」。skilltyは週次のスキルチェックがそのまま評価シートの根拠になります。「スキルティさんのシステムが潤滑油になって、散らばっていた仕組みをちゃんと繋げる役割をしてもらえるとすごくいい」。

三つ目は「自社の理念で回せるか」。A社の4つのコアバリューを行動指針としてスキルマップに組み込み、経営計画書の言葉をそのままエンゲージブックに登録できることが、他の評価ツールとの違いでした。提案者自身がSES企業の経営で同じ仕組みを回し、営業利益を3倍にした実体験があることも、判断を後押ししました。

エンゲージメント経営の全体設計:MVV→行動指針→スキルマップ→人事評価→顧客満足→利益

▲ 理念から利益までを一本の線でつなぐ設計図。A社ではコアバリュー4つを「行動指針」の段に置いた(提案資料より)

活用の実態 ― 8等級×6職種、5つの評価軸を4ヶ月で設計

2025年4月のキックオフから7月までの4ヶ月で、制度を設計しました。等級は8段階、職種はインフラ(ネットワーク/サーバ/クラウド)・開発・サービスデスク・SES営業・管理部・役員の6つ。スキルマップは「成果」「行動指針(コアバリュー4つ)」「職務能力」「社会人基礎力(12要素)」「管理能力」の5軸で、等級ごとに40〜70項目を定義しました。

運用ルールはシンプルです。週報とスキルチェック1〜3個を月曜までに15分以内、評価者は月1回のコメント必須、1on1は月1回30分、評価面談は年1回。8月にデータを登録し、9月に評価者向け・全社員向けの説明会を開いて、10月1日に本番運用を始めました。

スキルマップ画面:週1のできたチェックが積み上がる

▲ 週1回の「できたチェック」が積み上がり、そのまま評価の根拠になる(提案資料より)

「毎月やっているから、評価面談が『こまめにお掃除しよう』というのと同じですね」。年に一度、Excelに思い出しながら書いていた評価が、毎週の小さな記録の積み上げに変わりました。

試行錯誤 ― 週次50項目は多すぎた。AIは「ツッコミ型」から「承認型」へ

順調だったわけではありません。トライアル初期には、一気に55項目をチェックしてコメントを書かない社員が出ました。そこで「コメントを書いてからチェック」「週1〜2個」に絞り、翌週に確認する方式に変えました。本番後も、週次のチェック項目が40〜70では多いという声から約30項目に削減。「月報のプラス評価」項目は実態と合わず廃止しました。

AIのフィードバックも調整しました。当初の口調は「ツッコミを探す型」で、現場から厳しいという反応があり、承認を先に置くメンター型に変更。1年間で寄せられた要望25件のうち17件に対応し、AIの無料枠を使い切るほど利用が定着したため、2年目からは有償のAI標準プランを追加しています。

研修担当の言葉です。「現場から出た要望を伝えると『もう実装済みです』ということが何度もあって、正直、最高でした」。

2年目 ― 99枚のシートを13枚に。理念をAIの言葉にする

2026年8月、2年目の改定に入りました。職種×等級で99枚あったスキルシートを13枚の統合シートに集約し、年間目標をシートの先頭に置き、成果項目には単価・売上・面談件数などの数値を記録できるようにしました。社会人基礎力60項目は、スコア外の「自己点検」として行動評価の下に紐づけています。

同時に、経営計画書の理念・ビジョン・コアバリュー・行動指針・アクション12項目を、エンゲージブックとしてシステムに登録。毎日の画面とAIのフィードバックが、会社の言葉で社員に語りかけるようになりました。各サービス部では月1回の「skillty勉強会」を自主開催し、社内で教本も作られています。

「ベースの信頼関係が一番。本人が楽しいんですよね結局。それがやりがい・働きがいに繋がる」。2026年11月、A社は年間契約を更新し、AI標準プランを追加して3年目に向かっています。

選定のポイントと、決め手

Point 1本当に運用できるか
1ヶ月のトライアルで「2名以外は全員が利用」。週報の期日提出率は60%→78%に上がり「導入ハードルは低い」と判断。「運用も本当にすごく重要だね」(代表取締役)
Point 2評価とつながるか
スキル習得状況が評価シートに反映される設計。「スキルティさんのシステムが"潤滑油"になって、散らばっていた仕組みをちゃんと繋げる役割をしてもらえるのがすごくいい」
Point 3自社の理念で回せるか
コアバリュー4つを行動指針としてスキルマップに組み込み、経営計画書の言葉をエンゲージブックに登録。SESでの実体験(前職で営業利益3倍、離職率改善)に基づく提案への信頼

お客様の言葉

派遣・SESという業態上、社員は客先に常駐していて、日々の仕事ぶりも、体調や気持ちの浮き沈みも、本部からはブラックボックスでした。それがスキルの習得状況とコンディションの両面で可視化されたことで、「誰に、いつ、何を話しに行くべきか」の解像度が上がった。結果として、社員との関係性そのものが以前より近くなったと感じています。

— 代表取締役

正直、評価にはすごく手間がかかっていました。Excelに文字をいっぱい書いて、フィードバックも集計も大変で。それが毎週の小さな記録の積み上げに変わって、評価面談は年に一度の大掃除ではなく「こまめにお掃除する」感覚になりました。

— 代表取締役

うちは年間目標、キャリアの等級表、評価表が、あちこちの資料に散らばっていて、整合性が取れていなかった。skilltyがその間をつなぐ"潤滑油"になってくれた。理念や行動指針が評価の項目として毎週目に入るので、会社が大事にしていることが日常の言葉になってきています。

— 代表取締役

実際にみんなができていることは、等級表より全員1ランク下だった。「これが最上だ」と示しすぎて、ステップを飛ばしていたのが、これまでの一つの失敗だったと気づけた。データが出るから、次の期の等級と項目を現実に合わせて作り直せました。

— 代表取締役

現場から出た要望を伝えると「もう実装済みです」ということが何度もあって、正直、最高でした。いまは各サービス部が月1回、自分たちで勉強会を開いて使い方を広げています。

— 研修担当

導入のタイムライン

  1. 2025.01〜021ヶ月トライアル(週報提出率60%→78%、2名以外全員が利用)
  2. 2025.04申込・キックオフ。等級(8等級)と職種(6職種)の設計に着手
  3. 2025.04〜07スキルマップ策定:成果/行動指針/職務能力/社会人基礎力/管理能力の5軸、等級別40〜70項目
  4. 2025.08〜09データ登録・運用要領書・操作説明会(評価者向け/全社員向け)
  5. 2025.10本番運用開始。初月:期限内提出83.1%、最終97.4%、不調12名を検知
  6. 2026.06バージョンアップ:経営レポート・離職リスク判定・1on1 9テーマ・スマホ対応
  7. 2026.08経営計画書の理念・行動指針をエンゲージブックに登録。2年目改定でスキルシート99枚→13枚
  8. 2026.11年間契約更新。AI標準プランを追加

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